家族葬-1

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家族葬はなぜ増える?会葬の断り方は?

近年増加する一方の葬儀スタイルが「家族葬」ですね。

家族葬ブームのはじまりは1995年に行われた自然葬の散骨がきっかけだそうです。遺骨を海に撒く散骨による葬儀をもとに「葬送の自由」が謳われるようになりました。テレビ番組で取り上げられて何度も繰り返し放送されるうち、そんな葬儀もアリだったのかと認識した人たちが増え始め、それに加えて個の尊厳時代の到来は追い風になったようです。

それまでの葬儀のならわしに従うことなく、誰に見送られたいのかを考える人たちは増え、自分がどんな葬儀をしたいのか、遺言に残す人まで増え始めました。それらのさまざまな意見による自由な葬儀が実現されるようになるにつれ、家族だけで故人を偲びたいというスタイルが目立つようになったことから“自由葬”ということばは“家族葬”とまとまる流れができあがったようです。

家族葬が増えた背景はそれだけではありません。葬儀の場というのは遺族が故人との別れを偲ぶ場というだけではありませんね。遺族が涙する暇もないほどにあわただしく準備に走り回らなければならないのは会葬者の応対のためがほとんどです。

それらの煩わしさから開放されたいと願った末の結果が、親族や遺族のみの少人数のみで執り行う“家族葬”の形でもあるのです。さらに理由のひとつには金銭的な面もあります。会葬者を多く呼ぶことでかかる料金というのは香典でまかなえるものではありません。

香典をいただいた方へは香典返しもしますし、精進揚げでもてなしもします。お世話になった人には心づけも渡していかなくてはなりません。会葬者が多くなることで祭壇をより立派なものにしなくてはならないという見栄すら発生してきます。

それらの要因から、こじんまりとしていても親族や遺族だけでゆったりした気持ちで故人との別れを惜しむためだけに時間をつくることが可能 な家族葬に魅力を感じる人が増えているようですね。しかし、家族葬にしたくても故人の交友関係者には訃報を知らせる義務があります。会葬者に来られては実現させることはできないので、その場合に使える手段というのが「遺言」なのです。

訃報を知らせる際の書面に「故人の遺志によって、葬儀は家族のみで挙げることと成りましたので、折角の御弔問は誠に不躾ながら、堅くご遠慮申し上げ、生前の御交誼には、略儀ながら、書面をもって厚く御礼申し上げます。」といった文面を送っておくと失礼に当たらないでしょう。

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